SHURE E4c

いわゆるカナル型(耳栓)のイヤホン。今までカナル型は敬遠してきた。理由はタッチノイズで、歩く度にガサガサという音が耳の中、頭の中に広がる。実に不愉快で音楽どころではない。というわけで、SHUREの存在は認知していたものの、手を出すことはなかった。しかし、数々の密閉型ヘッドフォンやノイズキャンセリングヘッドフォンを試した挙げ句、結局は持ち歩きの利便性で挫折してしまったのだ。
最後の砦となったSHUREのイヤホンだが、店舗での試聴は困難だった。多くがイヤーパッドが無かったり、音量が大き過ぎたりしたのだが、E3cとE4cには圧倒的な差があるように感じられる。E5cは硬いケーブルと高価格がネックとなり、結局はそれでも予算オーバーのE4を購入した。
SHUREの場合、独特の装着方法がある。言葉では説明しづらいが、耳の後ろにケーブルを通すようにすると、タッチノイズも軽減する。確かにこれなら気にならない。イヤーパッドも最初から数種類付属しているが、私の場合は透明のイヤーパッドのSサイズがお気に入りだ。
肝心の音質は問題なく良い。低音はさほど出ていないが、全体的にクリアな感じであまり癖は感じられない。遮音性も手伝って音が良く「見える」イヤホンだ。付属のケースを使えば、とてもコンパクトに収納でき邪魔にはならない。

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