唖然

YouTubeでクラシック音楽の映像を観る。たまに貴重な映像が公開されていたりして、ついつい引き込まれて観てしまう。そんな中、カラヤン指揮ベルリンフィルの日本公演の演奏を観た。1984年の大阪公演で曲目はレスピーギの「ローマの松」だ。最後の「アッピア街道の松」の部分だったのだが、これまた凄い。咆哮と呼ぶにふさわしい、強固な金管楽器と重厚な弦楽器が実に見事だ。演奏としては粗もあるが、静かにタクトを振るカラヤンとは対照的に音楽は盛り上がっていく。この頃、ベルリンフィルとは険悪な状況にあったと思うのだが、逆に良い意味でこのオーケストラのサウンドを引き出しているようにも思う。

そんな感じに呆気に取られていたら、DVDが発売されていることを知り、翌日横浜のタワーレコードへ行き早速購入。自宅へ帰って観る。あの咆哮がより鮮明に飛び込んできた。満足。

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